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動物園、水族館、どうぶつのいるところへ。

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Guam Zoological Botanical and Marine Garden

Hafa Adai !

I stayed Guam just three days and had a good time. Fortunately it was sunny the whole time.

Ofcourse I visited Guam Zoo which is owned by Mr. and Mrs. Cushing :)

 

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ハファデー!

先日、およそ10年ぶりにグアム島を訪れる機会がありました。せっかくなので自由行動日に現地の動物園を訪問してまいりました。贅沢なことに2016年の動物園初めが海外の園となりました。

www.guamzoo.com

 

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渡航前の下調べでこれといった情報を掴めないままでしたが、所在地と営業時間は把握できたのでレッツゴー!しました。

 

場所はホリデーリゾートの真裏です。グアムを訪れたことのある方ならすぐお分かりいただけるとは思いますが、参考程度にGoogleMapでピンを立てておきます。地図では分かりづらいので航空写真で。

 

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とりあえずホリデーリゾートの近くまで行きましょう。非常に分かりやすい看板が目に入りますので、それを信じて矢印の方向に進んでください。この看板、たまらん。

 

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到着〜。9時を過ぎてから入口フェンスについているブザーを押しましょう。8:59に押しても電気が通っておらず鳴りません^^ あと腕時計を現地時間に変えることをお忘れなく。

 

呼び鈴を押し待つこと数十秒、Hello~! Hafa Adai ! とオーナーの男性が出迎えて下さりました。大人1人と伝え20ドルを手渡すと「じゃあ5ドルおつり、まっててね」とオーナーは奥に引っ込みます。

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入ってすぐの放飼場ではスイギュウの「クララベル」さんがこちらを見ています。オーナーのおっちゃんが帰ってくるまでしばしクララベルさんを眺めていました。

 

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奥から戻ってきたオーナー、5ドル札と缶に入った飼料を手渡してくださいました。園内の動物にあげて、2杯目以降の餌やりをしたければ園内各所にあるベンダーに25セント硬貨を入れてください、とのこと。

なお、オーナーは日本語では説明してくれませんのでご注意。

 

 

 

さあ、園内を回りましょう。

 

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サンドバージカ(Sandbar Deer) と掲示があったけれどSambar Deerでフィリピンジカのことでは?と勝手に推測。ツノがかっこいい♪

 

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ごりっぱなクジャク

 

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ミナミオオガシラ(Brown Tree Snake)

グアム島の固有種を捕食し絶滅に至らせた外来種です。とはいえ悪いのは動物ではないからなあ。

 

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シラコバト(Collored Dove)。とつぜんの埼玉感。

 

 

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網が強いので中が見えず、うっかり通りすぎてしまいそうですがこの動物園の一番のウリがココバード(Ko'ko' bird)の展示です。看板の鳥もココバードの絵ですしね。

 

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ココというのはグアムの先住民族であるチャモロの言葉だそうです。おもな食べ物はヤモリ・ミミズ・昆虫・果物です。飛べない臆病な鳥なのでゆっくり近づいて驚かさないようにして見てね。

ヤンバルクイナの親戚でグアム島の固有種なのですが、第二次世界大戦でやってきた外来種ミナミオオガシラに捕食され絶滅した(しかけた?)のです。もともとココバードを捕食していたマングローブオオトカゲも、このミナミオオガシラのせいで食料不足に陥り個体数が激減したのでした。

 

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そのマングローブオオトカゲ(Mangrove Monitor Lizard)も展示されてあり、考えさせられるものがありました。

 

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展示動物…ではなく自由参加組のコ。表示がないから分からないのですが、どちらさまですか?笑

 

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ヤシガニ(Coconut Crab)。たぶん初めて見た。なんだこのメカメカしいデカいやつは!

 

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ピグミーゴートの餌ねだり攻撃。

 

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こぢんまりした園内で決してピカピカではないのですが、郷愁というか愛着というか、そういうものが湧いてくる施設です。

 

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Java Macaqueのマカカくんは1986年9月生まれ。くん付けで呼んだけれどりっぱな先輩でした、すみません。

 

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で、日本ではなんていう種名で呼ばれているんでしょう。ジャワモンキー?種名パネルがあったような気もするのですが撮りそびれて分からず。

 

 

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アフリカカンムリツル(African Crowned Crane)の親子3羽展示

 

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だったのですが、ご両親をほとんど撮っておらず

 

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ひとりっ子にメロメロです。なんでコンデジしか持ってこなかったんだ〜〜!

 

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あとでキーパーさんに尋ねたのですが、孵化後5-6週間くらいだと思うと回答をいただきました。すごくよいタイミングで見に来れた。

 

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元気に育ってくださいな!

 

 

 

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Zoological Botanical and Marine Gardenなのでボタニカルゾーンもあります。が植物には造詣が深くないのでその説明すべて目がすべりました。もったいないなあ私。勉強します。

目の前がビーチなので地面はサラサラの白砂です。植生部分の土、入れ替えてるのかなぁ?ビーチの砂でここまで植物って育つのか?

 

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そのほか園内には戦時中の物品が展示されてあったり

 

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第二次世界大戦の日本兵要塞があったりします。

海外遠征の醍醐味は、このような歴史や文化における国内では得られない体験であると考えている私にとってはたいへんありがたい展示の一つでした。

 

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「えさやり・ふれあいのあとは手を洗ってください」

水道とおトイレは園内ここ1ヶ所です。売店・自販機なしなので長く滞在する予定のかたは熱中症対策にペットボトルを持ち込んだほうがいいのかも。

 

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「ほしいものリスト」

 グアムズーはCushing夫妻ふたりが運営・飼育している私営の小さな動物園で、それゆえ熊手や園芸用ホースといった備品やボランティアと必要としているものが多くあるようです。1977年創立、40年ちかく飼育展示しつづけているのです。並大抵の努力ではここまでできないよなあ。

ライオンやキリンといった大型の動物はいませんのでそういった期待をして向かうとガッカリするのかもしれませんが、私にとっては大満足でした。

 

英語・チャモロ語表記に加え、ほとんどの掲示物に(若干の自動翻訳感はあれどw)日本語での表記もありますので、ビーチに飽きた旅行者のみなさんもフラっと訪れて楽しめる空間となっております。びっくりしたのがロシア語表記で、入口のзоопаркもロシア語で動物園を意味するものです。数年前にロシア人のマリアナ諸島渡航ビザ免除プログラムが始動してから彼らの訪問が増えたのだそうで。

 

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またグアム島を訪れることがあれば是非再訪し、またクッシング夫妻とお喋りしたいです。

 

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