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動物園、水族館、どうぶつのいるところへ。

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Aquamarine Fukushima

Kawauso-no-fuchi, an exhibit of Eurasian otters, won the enrichment award in 2018. This exhibit tells people how great the wildilfe is. On that point, their work was highly recognized.

 

数年ぶりのアクアマリンふくしま。2018年10月後半の訪問です。

 

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www.aquamarine.or.jp

 

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かつてあった「えっぐ」でのカワウソ展示は終了し、縄文の里の一箇所のみの展示となっています。

 

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縄文の里の一角にある「カワウソのふち」。

この展示が2018年のエンリッチメント大賞を受賞したというので観てきた次第です。

エンリッチメント大賞2018

 

 

 

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私が訪れた頃はちょうどチビたちのやんちゃざかりで大変にぎやかでした。笑

 

 

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www.aquamarine.or.jp

チビたちに名前がつきました。いい名前もらったね。

 

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このあどけない表情、たまらん!

 

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成獣にくらべ白目の露出が多く、コミカルな表情に見えがち。

 

 

 

 

2018年12月1日に行われたエンリッチメント大賞の表彰式での受賞者記念講演によると、新展示(カワウソのふち)と旧展示(えっぐ)で変化をつけたことによって彼らの行動にも変化が生まれた、とのこと。

 

生態展示に力を入れている同施設でカワウソ展示についても生態展示を行おうとした。旧展示でも試行錯誤を重ねたが、なかなか思うようにいかなかった。新展示をつくるにあたり、植栽を豊かに・水槽内に魚を入れ・水草も植え込んだ。植栽はカワウソたちに簡単に抜かれぬよう植栽ロールに根を張らせたものを入れ込み、魚たちが隠れる場所を設置すべく自然石を積みむなど工夫をした。

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結果、旧展示では営巣箇所が少なく同じ場所にいることが多かったところ、新展示では営巣箇所が増え、毎日違う巣で生活し、普段使わない巣で出産することで外敵から居場所を特定されない行動が観られた。この行動はヨーロッパのフィールドトラッキングの参考文献に記載されているものと一致してきている。

といった内容の講演でした。

 

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さて、上記ふまえて給餌のお時間です。

 

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植栽が豊かなのがこの写真だけでもおわかりいただけると思います。

 

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水槽面付近に投げ込まれた魚の切り身めがけてすいーーーっ

 

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暗くて分かりづらいですが、しっかりと水草が定着しています。

 

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流木や石なども設置されており、遊びやすさ(?)も抜群

 

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多様な環境が再現されることによって、彼らの行動に選択肢が生まれる。とっても良いことだと私は思います。

 

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今後もこの環境が保たれるように、願わくば、さらによい環境になるようにと思います。

 

 

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そういえばIOSFのOtters of the Worldを読もうと思ってそのままにしています。そろそろ重い腰を上げるか…。

 

www.ottershop.co.uk

 

 

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