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動物園、水族館、どうぶつのいるところへ。

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Sagamigawa Fureai Aquarium - "Aquarium Sagamihara"

とある晴れた日に相模川ふれあい科学館 アクアリウムさがみはらへ行ってきたよ、というお話。

Here's a new entry about Sagamigawa "Aquarium Sagamihara" (Kanagawa Pref.) !! It isn't so large facility, but there's many elaborate exhibits about Sagami River.

 

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日動水には加盟してないのでどうしても行きたい園館リストの上位には上がらなかったのだけれど、ちょっと別件で近くまで用事があったので行ってみることに。そんな軽い気持ちで訪れたら(失礼!)、期待を大きく上回って素敵な空間だったのです。

 

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オイカワ。いつも水族館では哺乳類にばかり気を取られてどうしても魚類や両生類はササッと見て終わっちゃうことが殆どだったので、こうやって落ち着いて淡水魚を眺めていられるのは新鮮でした。

 

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なんかいる!と思ったらさすがに置物でしたw

 

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ここ、川の上流から順番に河口までの生息域を再現している展示なのですが、

 

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うしろの置物(!)はもちろんのこと

 

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ダムがあったり

 

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水門があったり、と、展示がかなり凝っているのです。

 

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水門があるのは河口付近を再現した展示です。展示のすぐうしろは科学館の敷地外なのでガラス越しに民家や電柱があるのですが、植栽と鑑賞者の角度とでうまい具合に見えなくなっています。敷地外の木々と展示の植栽とが溶けこんで視覚効果バツグンです。

 

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さきほどの展示の縮小版とでも言いましょうか、この円形水槽もまた川の上流から河口までを再現しています。ドーナツ型になっているので中からも観察できますよ。

 

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ごはん中のカニがいたり

 

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ごはん中のカニがいたり(二回目w)

 

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小石に擬態している小さな魚たちが展示されています。

 

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一部、水槽の底がアクリル板になっているところがあって

 

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下から岩の隙間に隠れた生きものたちを観察できる、という仕組みになっていたのです。

 

 

 

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 ところは変わって屋外展示。

 

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「おさかなスティック」たるものが販売されていたので、チャレンジ。

 

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つぶタイプと

 

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おさかなスティック、の二種類がありました。(大人なので両方チャレンジしました。)

ただの「えさやり体験」で終わるのではなく、ちゃんと使用原料や成分表まで掲示してあるところに本気を感じます。

 

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魚たちも本気ですw

 

 

 

さて、屋内に戻ります。

 

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アカハライモリが真っ赤な腹を見せてくれているところも見られたり。なんども言うけれど哺乳類の餌やりタイムに気を取られず鑑賞できる空間ってありがたい。退屈なのではと思うかもしれないが、これは楽しい。(楽しい、じゃなくてそこを詳細に言語化しろよ!)

 

 

生態展示こそない部屋だったけれど、このコーナーも素敵だったのでご紹介しておきます。

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魚道について。解像度がアレですみません。

ざっくりいうとヒトの都合でダムを作ると本来そこで暮らしていた魚たちが生活できなくなってしまうよ、それを解決するために「魚道」というものがあるよ、という話。

 

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う〜ん。心くすぐられる。

 

先日の大雨によって川が決壊したり氾濫したりとニュースになりました。テレビの画面越しに映る映像はどこか見世物のような、物語の中の話のように思えました。でもちょっと考えてみると「鬼怒川って利根川水系だよなあ、じゃあ下流の千葉(わが家)にも影響が出るかもしれない」―そう考えて結構恐怖を覚えたのです。

が、その話を知人友人にしたところで「利根川水系?」「だって北関東でしょ?」という顔をされたりして、なんだか興味なさそうに面倒くさそうにしていたのです。(私の話し方も問題かも!笑)川や治水のこと、あんまり知られてないのかもしれない。と驚きました。

そんなニュースを見ながら、ふと相模川ふれあい科学館のことをぼんやりと思い出しました。あんな展示が他園館でも設置されて興味を持ってもらえたら、ダムや川や魚のことを身近に感じてもらえるかもしれないなあ、と。

 

どうなんだろう、もしかしたら私が河川マニアだったりするのだろうか。いや、そこまで魚道とかダムとか詳しくないしマニアではないと思うんだけれど(遠目から眺めるのは好きだがわざわざ観に行ったりするわけではない、知識もあんまりない)。

 

 

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カヤネズミ(ホンモノではない!)でお別れ。

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